NEW!西條 武志さん 高知市地域おこし協力隊(出身:大阪府 着任期間:2024年5月)<br/>ミッション:移住・定住促進に関するプロモーション業務

●協力隊に応募した理由・応募した地域を選んだ理由を教えてください

 元々、大阪時代から現在まで企画・制作の会社を経営していて、企業の広告やブランディングを事業として行っていました。また、街づくり、ソーシャルデザインなどを学んでいた経験があり、地域づくりや情報発信を目的としたカフェも大阪の中心地で立ち上げました。

 当時は、平日は広告業、休日はカフェと毎日忙しかったです。そんな中2人目の子どもが生まれることがわかり、どこに行っても人が多い大阪の中心地での生活を思い直し、趣味のキャンプやサーフィンも楽しみやすい妻の実家である高知への移住もいいかなと思い始めていました。そんな時、ネット検索でたまたま高知市地域おこし協力隊の募集を見つけました。「移住・定住促進に関するプロモーション業務」という募集内容であり、会社の事業とも合致していたのでそのノウハウが活かせることと、地域おこし協力隊は副業が可能なのも魅力だったので応募しました。選考過程の二次面接で高知市に来たのですが、親切で温かい人たちが多いのが印象的でした。

●ミッションの具体的な取り組みについて教えてください

 まず1つ目が「暮らすにぼっちり通信」の刷新です。移住希望者向けに高知市の魅力を発信する広報誌で、デザイン面の刷新と内容を「魅力」「宿泊地」の2つを軸にしてリニューアルしました。2つ目は「高知市の移住者図鑑」の企画・運営です。高知市に移住した人にインタビューを行い、内容をSNS等で発信しています。協力隊卒業時には「図鑑」にしてまとめたいと考えています。

 3つ目は「高知市移住・定住促進課の名刺」リニューアルです。名刺を全面リニューアルし、裏面には職員の人柄や、その人が考える高知の魅力が相手に伝わるようにしました。4つ目は、「高知へカモン プロジェクト」です。高知市への移住者に共通の紋「移住紋」を作り、エコバッグや提灯をプレゼントする企画で、移住者同士や地域の人との繋がりのきっかけになればと考えています。先日、高知市長とともに記者会見にも臨みました。その他に「よさこい移住」「地域おこし協力隊募集」のデザインPR等、様々なことに取り組んでいます。

●これまでの活動で印象に残っていることを教えてください

 企画を考え、所属する移住・定住促進課の上司やメンバーに相談した際に、ポジティブに受け取ってくださる方が多いことですね。これは、市役所の方だけではなく様々な活動の中で関わる高知市の方も同じような印象で、ひとつの大家族と表現される高知県民の人柄のよさがゆえなのかもしれません。

 あと、高知市役所内で、地域おこし協力隊の活動発表をしたことがあったのですが、その際も他部署の方々も聞きに来てくれて嬉しかったです。高知県の人は「懐が深い」と感じますし、そのおかげで気持ちよく活動に取り組むことができています。 

●活動中に直面した課題と、その課題に対して取り組んだことを教えてください

 正直なところあまりないですね。「やりたいけどできない」こともあるんだろうなと移住前は思っていましたがないです。業務のベースとなる市役所には協力隊の経験や個性を求めてくれている空気感がありますし、私以外の隊員もいろんな活躍をしていて刺激にもなります。

 また、大阪から移転オープンさせたカフェ『THAT DEPENDS』を準備している際に、DIYを職員の方が手伝ってくれたりと、やろうとしていることをいっしょに楽しんでくれるというか、止められることはないですね。直面した課題ですか、、、強いて言えば市役所としての手続きの大変さ、ぐらいですかね。

地域との関わりの中で学んだことを教えてください

 「高知市の移住・定住プロモーション業務」のミッションを前に、高知に興味関心を持ってもらうためにはどうすればいいかと頭を悩ませる日々です。高知に長く暮らしている人、新たに高知に移住した人、いろんな人の話を聞く中で感じるのは「高知が好きだ!」という強い想いを持った人が多いこと。地元愛が強いというか、そういう気持ちを育むことができる文化や環境があることが、何よりも高知の財産だと感じています。だからこそ、自分がもっと高知を知って、もっと高知に溶け込んで、その魅力を発信しなければいけないなと感じています。

●任期後の意向について教えてください

 まず、高知の暮らしは気に入っているので、これからも高知で生活したいなと思っています。それから、自社の事業内容と絡めながら高知市や高知県とクリエイティブ方面でこれからも関われたら嬉しいなと考えています。そして、ゆくゆくはこの高知で作った実績をベースにいろんな地域を盛り上げる仕事をしていきたいと考えています。 

 高知は食べ物がおいしいし、自然が美しいし、何より人が魅力的。仕事はオンラインも活用しながら、必要な際に東京や大阪に出向くといった感じでしょうか。空港も近いですし、大阪も車を運転して3時間半あればいけます。この距離も慣れてきて何も思わなくなってきました。あと、カフェ「THAT DEPENDS」は「海辺の秘密基地」がコンセプトなので、次は高知県の中でも海辺に出店したいなと思っています。