とさのねサポートチームのヒロセです。
R6年11月28日に、香南市で開催された「R6年度地域おこし協力隊・集落支援員 交流勉強会」についてレポートします。
〈上映のきっかけは、県職員からの熱烈オファー〉
本交流会で上映された「ひとしずく」は、2024年6月に黒潮町で上映されたものです。
そこに参加した県職員さんから、「協力隊だけじゃなく、集落支援員や自治体職員の方々にも見てほしい!」との話を受け、今回の上映となりました。
因みに、映画「ひとしずく」とは・・・
監督を務める南大隅町地域おこし協力隊OBの山下大裕さんが、47都道府県を巡り総勢200名を超える協力隊やOB・OG・行政職員に取材した内容をもとに執筆されたものです。
やりたいことや目指したい道がないまま東京で一人暮らしをしている主人公が、田舎暮らしへの憧れと人生のリスタートを切りたいという思いから奮起して協力隊に着任。思い描いていた生活とのギャップに戸惑いながらも、町の人々と手を取り合い、様々な壁を乗り越え、泣き、笑い、学び、暮らしていく中で人として成長していく物語です。

〈充実した映画とシェアタイムでした〉
実は映画を見る前まで、“なんちゃって感の漂う協力隊サクセスストーリー”だと思っていましたが、実際に見てみると、地域の実状や心情がリアルに描かれ共感する部分も多く、心に響く内容でした。
上映後は、4つのグループに分かれて各々の感想を共有する時間を設定。
まずは、映画を振り返りながら、それぞれが印象に残ったことをメモ。


その後、グループ内で各自の感想を発表。
協力隊、集落支援員、職員それぞれの立場で感想を話します。
「そうそう!」「そこ気になるよねぇ」という声が、各グループから聞こえてきました。
最後に、グループでどんな意見が出てきたかを発表してもらいました。




ちなみに、各グループから出てきた感想はこんな感じ。
・協力隊3年間は、人生の貴重な時間だと思う
・独りよがりではうまくいかない
・地域での居場所や、心の拠り所を持つことは大切
・協力隊の条件面とか、最初にしっかり行政から伝えてほしい
・OBの存在や繋がりって、大事だとおもう
・自分自身の評判が、地域には“協力隊の印象”として残っていく
・この映画を、地域の人や職員さんにも見てほしい
映画に対する満足度も高く、グループ内のシェアタイムも非常に盛り上がった交流会。
映画を通じ、客観的に自分たちの活動や地域のこと、行政職員のことなど俯瞰できたのは、とても貴重な経験でした。
このレポートを見られている高知県内の方で、「うちでも映画上映をしてみたい!」という方がいれば、お気軽にとさのねまでご連絡ください。